我が家のハイエースは標準ボディ・標準ルーフなのでハイエースの中では1番小さいモデルです。
家族5人で車中泊をするには色々と工夫が必要です。
ただ寝るだけ、というわけではなく、キャンプ道具や着替えなど…荷物は少なくありません。
快適な睡眠スペースを確保するには荷物の置き場所を考える必要がありました。
荷物の一時退避という考え方
キャンプ場であれば決められた区画内に置いておくことができますが、車中泊が許可された公共の場所(道の駅等)では車1台分のスペースしか使用できません。
(たまに数台分占用している人や身障者スペースに陣取る人を見かけますが、完全にマナー違反です 怒)
その狭い駐車スペースを利用して、なるべく広々と快適な車中泊を過ごしたい…。
その対策として「ルーフラック」を取り付けました。
ルーフラックとは、その名の通り「車の屋根に載せるカゴ」みたいなモノです。

純正品はちょっとビジネス感が強いですね…。
イケてるルーフラックは高い!
本来であればアウトドアテイストのカッコいいラックを付けたいところです。
IPFの「EXPルーフラック タイプC」はかなり悩みました…。
オプションが豊富で何より見た目がめちゃくちゃカッコいい…!

サイドオーニングは是非取り付けたいオプションですね〜。
予算の問題もありますが、大型のラックを取り付けると「地下(屋内)駐車場に入れなくなる」という問題が発生します。
かっこいい大型のラックは、その都度脱着することは現実的ではないので選択肢から除外しました。
標準ルーフの良いところは活かしたいですからね。
高さを2.1m以下に抑える!
当時はラックを取り付けて全高が2.1m以下になる製品は見つけられませんでした。
色々調べてみると、簡単に脱着できそうなラックならありました。
「inno IN559BK」はボルト4箇所の固定で設置できるラックです。
材質はアルミなので非常に軽く、脱着も簡単に行えます。

決して「カッコいい!」といった見た目ではありませんが、マットブラックカラーなのでそこまで悪くないと思っています。
走行中の風切り音については、気になったことはありません。
タイヤがオープンカントリーR/Tなのでロードノイズの方が大きいから?
もしくはラックを車両後方に取り付けたから?
理由はわかりませんが気になりません…。
どうしても気になるのであれば「フェアリング」という風切り音対策商品があるのでチェックしてみてはどうでしょう。

別途キャリア(バー)が必要
このラックを取り付けるには別途ベースキャリア(バー)が必要になります。
ハイエースに適合するカーメイト製のベースキャリアは「INSDK」と「INLDK」の2種類あって、「INSDK」だとキャリアのみで全高が2.1mを超えてしまいます。
私が取り付けた「INLDK」だとベースキャリア(バー)を取り付けたままで全高が2.1m未満に収まるので地下(屋内)駐車場も支障なく利用できています。
ベースキャリアとバーは1年中付けっぱなしです。
スクエアバーの長さはよく考えて決めよう
メーカー推奨のスクエアバー「IN-B147」は両サイドの余裕(張り出し)がありません。
IN-B147を取り付けた場合…

バーの張り出しがない分、スッキリした見た目です。
ワンサイズ長いスクエアバーがおすすめ!
カヤックを載せたり拡張パーツを取り付けたいと考えている場合は推奨サイズより長いものをチョイスした方が良いです。
私の場合、拡張パーツ(後述します)を取り付けたかったので、推奨サイズより長い165cmのスクエアバーを取り付けました。
↓我が家は推奨より長いものをチョイス
ちなみにハイエース標準ボディの車幅は169.5cmなのでギリギリはみ出さない計算になります。
ベースキャリアと一緒に取り付けたいパーツ
キャリアを取り付けたらぜひ一緒に取り付けたいアイテムがこちら。
ワンタッチでスクエアバーを延長できます。
ウエットスーツや濡れたタオルの乾燥、ランタンハンガー、ロッドスタンドなど。
本当にめちゃくちゃ便利です。

我が家のハイエースは助手席側2箇所に設置していますが、運転席側にも追加しようと考えています。
価格も1個1,500円ほどの高コスパアイテムです。
ルーフラックと一緒に揃えたいアイテム
ルーフバッグでさらに積載量UP!
ルーフラックをルーフボックスのように使用できるアイテムです。
私はAmazon basicの商品を購入しましたが、安い割にしっかりしたつくりで満足しています。
「Amazon basic」のロゴが非常にダサいのでゴリラテープを貼って隠してます。笑
防水仕様なので寝袋や衣類を入れることができます。

我が家ではよくインフレータブルカヤックを積み込んで出かけています。
これがあると車内に濡れてしまったインフレータブルカヤックやウェットスーツを入れなくて済むので重宝します。
バッグだけだと安定しないので板材をバッグの幅にカットしたものを底板として使っています。
水道用のパイプ(VU管)などを使用して枠組みを製作すると、さらに使い勝手が向上するようです。
ルーフは積込が大変!?
ハイエースは高さがあるので屋根部分への積込はなかなか大変です。
軽量なものであれば踏み台があれば何とかなりますが、インフレータブルカヤックやキャンプ道具がいっぱい入ったRVボックスは大変です。
そこで我が家は積込の際、伸縮はしごを使用しています。
最大2.6mのものを購入しましたが、ハイエースにはぴったりの高さです。
フック付きの伸縮はしごなのでラックにフックを引っ掛けて使用します。
安定感も良く、安全に積み下ろしができます。
まとめ:外部積載で居住空間の確保!
今回はナロー(標準)サイズのハイエースの積載力アップ方法について書きました。
荷物をルーフ部分に積載することで、車中泊時の居住空間の確保に役立っています。

汚れもの・濡れものなど車内に入れたくない荷物の積載にも便利なのでぜひ参考にしてみてください。