前回に引き続き、我が家のハイエースをDIYで車中泊仕様にしたカスタム内容についてのまとめです。
「お金が無いから自分でやる!」から始まった節約DIY。
コツコツ地道に進んでいます。
ベッドキット取付で安眠を
車中泊仕様といえばまずはこれでしょう。
ベッドといっても様々な種類がありますが、一番手軽なタイプにしました。
木材でイチから作る方もいますが、既製品に頼ってしまいました。
我が家の場合は床面にも寝る想定だったので、左右跳ね上げ式の選択肢はありませんでした。
(ベッド展開時に中間に柱があると邪魔なので)
2人就寝の想定だと跳ね上げ式の方が使い勝手がよさそうです。
(片方跳ね上げてベンチのように使用することもできる)
設置したのは「MGR Customsのm.flat」という製品です。
トータルバランスに優れた良い製品!
縫製などの仕上がりがとてもきれいで満足できる製品です。
DIYでは出すことができないクオリティです。
ステッチカラーは9色から選択できます。
ダークプライム2の内装に合わせてダークグレーをチョイスしました。
取り付けは迷わず誰でもできる
フレームの取付は既存のフックの箇所を利用してのボルト止めなので誰でも簡単にできます。
フレームを取り付けてもフックが利用できるのはうれしいポイントです。
また、購入前に気になることがあって問い合わせした際も、迅速・丁寧に対応して頂けたので信頼できるショップでした。
ちょっと後悔!?ベッド選びで熟考すべきポイント
今後の使い勝手を考えると、ロータイプにしておけばよかったな、と思っています。
私の場合ノーマルタイプで一番下段に設定して座ると天井に頭がついてしまうのです。
微妙に天井につく感じでプチストレスなんです…。
今後子供たちがついてこなくなったとき、ロータイプだと広々とした荷室空間で車中泊が楽しめたかなぁ、なんて考えてます。
ロータイプの場合、フロアからマット下までの高さを26cm,29.5cm,33cm,36.5cm,40cmの5段階から選べます。
その他、2段ベッドタイプやサイド収納タイプなど、バリエーションも豊富なのでぜひチェックしてみてください!
セカンドシート背面にクッションを
セカンドシートを折り畳んでベッドキットと連結すると全長2mを超える広大なフラットスペースとなります。
ただセカンドシートの背面は空洞が多く、そのままでは人が乗ることはできません。
シート背面を補強する
材料となる板材(合板やコンパネ)とチップクッションを用意しましょう。
板材のサイズは1200mm×500mmにしました。厚さは12mmで良いです。
チップクッションは30mm厚にしましたがキツキツでした。
クッション材の厚さは20mmの方が施工しやすいと思います。
(ユーアイビークル製のキットは20mmのクッションです)
あとはこれらの材料をシート背面のチャックを開けて入れていくだけで完成です。
セカンドシート背面を利用することで、ふかふかの広々ベッドが手に入りました!
サイドバー取付
衣類やランタン、扇風機などを吊るすことができるサイドバーを取り付けました。
サイドバーとして市販されているものは耐荷重が低く、貧弱に思えたためイレクターパイプで製作しました。
天井内張りを外してボディの鉄板部分(片側3箇所)にM6のクリップナットを使用して取り付けたので安定感抜群です。
クリップナットはホームセンターで見つけられなかったのでモノタロウで購入しました。
(製品名は篠原電機 KN-6B)
クリップナットで出来たボルト穴にイレクター用アタッチメントを設置します。
このアタッチメントとイレクター部品のメタルジョイント(HJ-1)を組み合わせて使います。
サイドバーの延長は1500mmとしました。
荷室スペースをほぼカバーできます。
(定尺なのでパイプをカットする手間もありません)
サイドバー活用法
Amazonで購入したベッドサイドに取り付けるラック?が小物入れとしておすすめです。
タブレットやポータブルテレビも入れておけるので便利です。
また、市販のユーティリティーバーと組み合わせるとロッドホルダーとしても活用できます。
ラゲッジネットを利用して積載量アップしても良いですね。
サイドバーなら取付位置が自在なので使い勝手に合わせてアイテムを設置することが可能になります。
セカンドシート用テーブルの設置
ちょっと休憩したいときや車中泊時に活躍するテーブルを取り付けました。
フロント座席後ろの(邪魔な)セパレートバーを利用します。
天板はコメリで面取り加工されたものがあったのでこちらを利用します。
寸法は約900mm×300mmで価格は2000円くらいだったと思います。
色はオイルステインを使って自分で塗りました。
セパレートバーへ取り付ける部品もコメリで購入しました。
これは屋外配管のコーナーで見つけました。
セパレートバーの直径は32mmです。
脚はセンターに1本設置できるようにします。
脚の部材はイレクターパイプを使用しました。
脚部は脱着可能とし、テーブル裏面にキャッチ部品(J-46)と脚パイプの差し込み部品(J-103)を取り付けています。
セカンドシートを前面に跳ね上げた時にもテーブルが使用できるようにセカンドシートと収納時の足パイプの干渉部分を調整し、テーブルが水平になるよう設置しました。
我が家の車中泊時には必須のテーブルです。
飲食物や、テレビ、タブレットを置くには絶好の場所です。
まとめ:ベッドキット選びは慎重に!
車中泊仕様の必需品のベッドキットですが、多種多様な製品が販売されています。
その時の使い勝手だけでなく、将来の拡張性や使用方法も考えて決めたほうが後悔が少ないです。
これからもちょこちょこ手を加えながら快適な車中泊ができるようにアップデートしていきたいと思います。